日本むかしばなし~浦島○朗
あるところに、ラーメン部部長の運転する車に乗車中の
浦島○朗こと某部長がいました。
車を走らせていたところ、浦島さんが
浦「あ、亀が道路歩いてる!亀だ、亀だ!!」と言い出しました。
僕には亀の存在が全く確認できず、またこんな往来の多い車道に亀がいるはずない!
と思い、半分スル―していたのですが、浦島さんは
浦「亀!亀!!亀が歩いてた!」
あまりにも連呼するので、
ないとは思いつつ一応、
ラ「戻ってみますか?」と聞いたところ
浦「うん!」 即答。
そうして渋々Uターンして戻ってみると、
なんと…
いました。
亀が。
(手は浦島さん)
完全に車にびびって、甲羅の中へ頭・手足を引っこめてしまった状態で動けなくなっていました。
まさか、本当にいるとは……と思いつつ急いで救出。
車達から亀を救い出すときに、いじめっこ達から亀を守る浦島さんのことが
頭をよぎっていたのは言うまでもありません。
川の手前まで連れて行ってあげたのですが、
よほど恐かったのか、全く顔を出してくれませんでした。
結局、最後まで顔を見ることなくお別れしました。
浦島啓二郎さんは亀が助けられてご満悦で、
そのうち、竜宮城の迎えが来るぞーなんて言っておりました。
が、しかし!
亀に顔を見られてないから来ないと思います。
でも、なんとなくいい気分になれました。
ありがとう亀。
ありがとう浦島部長。
部長の話スル―しなくてよかった。笑
めでたしめでたし